癌で死亡する人は二人に一人と言われるほど死因として知られている病気です。それでも不治の病とされてきた癌も医学の進歩とともに治癒する例も多く見られるようになり、早期発見や治療法次第で治る病気だと言う認識も最近広がってきています。そういう癌ですが意外にも誰にでも癌細胞があるということは知られていません。病気として癌が認められるにはある一定以上大きくなる必要があるからです。健康な人はこの癌細胞ができても体の免疫などで殺したり、排除してしまって癌細胞が拡大し増えない状態を維持しているからです。これらの機能が何らかの要因で落ちると癌細胞が増えてしまって癌と言う病気になってしまうのです。癌が自然に治ったという人はこの癌細胞が病気と認められる大きさまでになっていながら、いつの間にか癌細胞を消滅させる機能が強く働くようになって健康な状態にまで癌細胞を減少させたのだと言えます。癌細胞は大きくなり始めてからも一進一退を繰り返すのであってただ増殖しているだけではないということを考えて治療に取り組むと意欲的に生きることもできるのではないでしょうか。